ソメイヨシノ

先日糸井重里氏のほぼ日のコラムで知ったのですが
ソメイヨシノは自然に増えることができず、
いま花を咲かせているソメイヨシノはすべて人の手による接木による、とのこと。
知らなかった。そうだったのか。


wikipedia - ソメイヨシノ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E9%87%8E%E6%A1%9C


ソメイヨシノに結実する種子を植えてもソメイヨシノにはならない。
接木というクローンによってしか増えることができない。


しかもソメイヨシノには60年寿命説というのがあって、
戦後の荒廃したときに接ぎ木によって増やされていったソメイヨシノ
いっせいに寿命を終える時期が迫っているかもしれない、ということ。


いままで木や植物に対して抱いていたイメージとはまったく異なる。


生きているのに自分では増えることができない。
観賞用としてしか生きていけない。
植物なのに人間と同じくらいの寿命しかない。


なんて美しくて儚い。


いままでサクラはきれいだな、くらいにしか思ってなかったんですが、
その背景を知ことによりソメイヨシノが好きになりました。