「ネジ」のはなし

仕事でよく「ネジ」を使うことがあるんですが、「ネジ」っておもしろいなぁ、とよく思います。

ネジのカタログを見るとネジの種類が多いことにもおどろきますが、
雄ネジと雌ネジのらせん状の構造ってどうやって作っているんだろう、
雄ネジと雌ネジの寸法公差ってどれくらいなんだろう、とか思います。

ネジといえばネジが日本に伝来された時の種子島の若狭姫の話が思い浮かびます。
西之表市の若狭悲恋物語のページ
http://www.city.nishinoomote.kagoshima.jp/histry/wakasa.html

種子島に伝来した鉄砲を分解して日本でも作ろうとしたけれどどうしてもネジを作ることができず、ネジの作り方を教えてもらうためにポルトガル人の鍛冶師に娘を嫁がせてようやくネジを製造する技術を入手することができたという話。

それだけネジはつくるのが難しい技術だし、それまでの日本には存在しなかった技術だったのですが、そこから一気に技術が普及して戦国時代終わりには世界一鉄砲を保有する国になる、というのもすごい話です。

そしていま種子島には種子島宇宙センターがある。
いつか種子島に行ってみたいなぁ。

ほかにも昔のマッキントッシュとか最近では携帯電話で使われていますが、
ネジ頭が特殊な形をしていてネジ自体が簡単には開けることができないセキュリティ性を持つとか。

右利きの人が多いから基本的にネジは右回り、でも特殊用途で左回りのネジもある。

教えて!goo、QNo.3133856「ジューサーの刃(ブレード)は左回転?」
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3133856.html

ええっと、扇風機が右回りだとシャフト部分は緩まないように逆に左回りのネジにしてるってことなのかな?よくわからないな…
というか異常にネジに詳しい人が回答していてワラタ

銀河鉄道999でも鉄郎が機械の体になる、ってことでネジになるっていうストーリーは(実際はなってなかったんだけど)シュールだなぁ、と思うとともにネジってそれだけ重要な部品だよなぁ、なんてことを思います。

…なんだか長くなってしまいましたが、単純にネジがおもしろくて最近興味を惹かれている、ということで。