核融合発電part2

今日1件目更新。

ちなみにITER以後の開発スケジュールを大雑把に書くと
以下のような感じ。もちろん順調に進んだ場合の話ですが。
〜2020年:ITER建設
2020-30年:基礎研究試験
2030-40年:応用研究試験、定常運転試験
2040-50年:ITERのデータを下に商業発電用原型炉建設
2050年〜 :第一基の商業用核融合発電開始

はたして自分が生きている間に
第一基商業用核融合発電所の稼動を見ることはできるのでしょうか?



エネルギーに関しては化石資源に限りがあることや環境に与える影響から
現在の状態がいつまでも続くのが無理なことは明らかなので、
克服しなければならない問題はたくさんあるんですが
いずれは核融合のようなクリーンなエネルギーがメインになってくるのは、
間違いなく確実な未来だと思います。



そうはいっても本当に核融合発電がメインになるような
時代ってできるのかな、とも思いましたが
現在日本の電力供給の40%が原子力発電。
自分が小学生の頃、教科書に書いてあったのは3%とかだったのに…
そう考えると今世紀末には決して無理な話ではないかも、と思えてきます。



それにちょっと衝撃でしたが、
核融合による商業発電が実現できれば、
これまでエネルギーを輸入に頼っていた日本が
エネルギー輸出国になれるかもしれない、
ということで日本にとっては大きなチャンスになる、
ということが斬新でした。



とりあえず2020年頃のITER点火のニュースが楽しみです。

10年後、20年後に、もちろん今もだけど
こういう教科書に載るような仕事に携われたらなぁ、と思うねぇ。