福島にて「世界の果て」を想う


今週もまた仕事で福島に来ている。
車で5時間。さすがに何度も来ているけどさすがにヘトヘト。


写真はホテルの部屋から撮った原発から20kmの位置にある侵入禁止ゲート。
写真ではわかりにくいだろうけど実際には赤い光が回転している。
場所はネットで探したらすぐわかっちゃうだろうね。


いまこちらでは30日に30km規制が解除されるのではないか?という話題と1号機がまた水素爆発するおそれがあるらしいという話題が話に出る。
難しい局面だけどなんとか良い方向に進んでほしいですよ。


ほぼ廃線状態の常磐線や6号線から海側を眺めた風景を見ると、ふとここが「世界の果て」のような気がしてくる。
(実家からほど近い仙台空港付近を見たときもそう思った)

それまでそこで生きて来た人々のすべての事象が流されてしまったという重さと、もうおそらくここには人が住むことができないという憤りに身が竦んでしまう。

と、同時にここが「世界の始まり」だとも思う。

ここにいる人々は精一杯生き抜いていこうと力を尽くしている。
少なくとも自分が一緒に仕事をしている人達からは人間としての生きる強さを感じさせられる。


まぁ、自分も憂いている暇はないね。
さあて、明日からも仕事をがんばるよ。